訪問看護ステーションで働くようになって9年目。子どもが二人いますが、仲間の訪問看護師や所長のサポートがあるおかげで、安心して働くことができます。ご利用者様と丁寧に向き合える環境があるので、病状や心の状態の変化などにも気づくことができます。また、ご利用者様が生活している場に入って看護をするためか、ご利用者様も心を開いてくださりやすいんですね。ご利用者様の心に寄り添う姿勢が以前よりも高まり、その方に合った看護ができるようになったと思います。何よりも、セコメディック訪問看護ステーションの訪問看護師は、いずれも明るくてご利用者様を想う気持ちが強いんです。カンファレンスも頻繁にあるので、仲間の訪問看護師と意見を交わしながら、理想の看護を目指すことができます。


出勤、ミーティング
セコメディック訪問看護ステーションは、セコメディック病院の敷地内にあります。まずは訪問するご利用者様のカルテなどをチェックして、病状や服薬状況、訪問先でのケア内容の情報を確認。その後、ミーティングを行い、その日に訪問するご利用者様の情報をステーション内の看護師全員で共有します。


訪問準備、物品確認
医療材料やケアに必要な物品はご利用者様のご自宅にストックしてあるため、私たち訪問看護師が訪問時に準備するのは、自身で使用する手袋などの衛生用品。このほか、バイタルグッズや聴診器、各種書類などを訪問バッグに入れて出発します。お会計用に電卓やお財布、印鑑なども常備しているのは、訪問看護師ならではかもしれません。


1件目のご利用者様宅を訪問
訪問バッグを肩にかけ、いよいよ訪問先へ出発! 自動車で一件目のご利用者様宅に向かいます。一度のご訪問は概ね1時間。訪問先での看護の内容はご利用者様によって異なりますが、ご利用者様の状態観察や全身観察を中心に、身体の清拭、排泄・排便の援助、褥瘡ケアなど。カテーテルやPTCD用チューブなどを使っている方もいるため、これら医療機器の処置をすることもあります。


ステーション内で昼食
ご利用者様宅を2件訪問したら、ステーションに戻って仲間の訪問看護師と一緒に雑談しながら食事をし、場合によっては午前中に訪問したご利用者様の情報を共有することもあります。気の合った仲間とのホッとするひとときです。


午後の訪問
午後の訪問に出発。2件ほど、ご利用者様のご自宅にお伺いします。私たちが訪問する場は、ご利用者様が日々過ごされている“生活の場”。訪問先でのマナーには特に気をつけています。


ステーションで事務処理
その日の訪問看護をすべて終えたら、ステーションに戻って書類作成やカルテの管理を行います。ケアマネジャーなど関連機関から電話がかかってくることも多く、ステーションに戻ってから退勤までの時間は、事務処理の時間にあてています。申し送りや情報共有をしたら、その日の仕事はすべて終了。
